ロッテのドラフト4位、秋山正雲投手(18=二松学舎大付)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

赤いグラブを抱えた。「高校3年夏の東京都大会と甲子園で使ったグラブを持ってきました。苦しい場面とかいろんな経験をして、思い出がいっぱいあるグラブなので、これを練習とかでも使って、忘れずにいこうと思っています」。コロナ禍に見舞われた高校時代。締めくくりをともに戦った相棒を連れてきた。

同じ左腕の小島和哉投手(25)が昨季までつけていた背番号43を引き継ぐ。将来が期待される一方で、まだまだ細い。「1軍に上がったり、2軍で投げたり…という気持ちも強いですが、最初は焦らず、来季へのシーズンになれたり、日々の生活に慣れたり、最初はそんな感じにしたいです」といよいよ始まった1年目を見据えている。

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千葉・流山市出身で、友人たちからは「見に行くから、投げるときは教えて」と期待されている。「地元の球団に指名してもらえて良かったなと思いました」。その日に向けて、じっくりと作り上げる。【金子真仁】