開幕ローテ入りを目指す阪神藤浪晋太郎投手(27)は22年初実戦に臨み、2イニングを2安打1失点、2奪三振1四球だった。スローカーブで空振り三振を奪う新たな一面を見せたが、4番佐藤輝にソロを浴びた。

1回は先頭の1番近本に直球が抜け続け、3ボール1ストライクから四球。それでも2番遠藤の打席から持ち直した。遠藤は内角144キロ直球で空振りで3球三振。一塁走者の近本をけん制で刺した後、最後は3番ロハスを内角115キロカーブで空振り三振に仕留めた。

2回は先頭の4番佐藤輝にフルカウントからの10球目、外角156キロ直球を左翼ポール際スタンドに運ばれる。それでも6番木浪は遊飛、6番小野寺も遊ゴロ。7番坂本には右前打を浴びた後にフォームを盗まれて盗塁を許したが、8番熊谷を投ゴロに仕留めた。

佐藤輝とは昨年2月7日の紅白戦ではオール直球勝負で空振り三振を奪っていた。2年越しにリベンジを許した形だが、緩急という新たな一面も印象づけた。