阪神で「代打の神様」として活躍した桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)が6日、日本ハムの沖縄・名護キャンプを視察した。新庄BIGBOSSは笑顔いっぱい。「どんどん出すから」という代打の心得を聞くなど、阪神時代の旧友ならではの「ぶっちゃけトーク」を展開した。

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約20年ぶりという桧山氏と新庄監督の“再会”。新庄監督の口から飛び出した驚きの発言? から始まった。

「オレ、桧山さんが代打でず~っとやってたって知らなくて! バリに14年いたから!」

確かに桧山氏が「代打の神様」になったのは新庄監督が渡米した後。長く球界からの情報を得ていなかった同監督の率直な感想だろう。しかしそれを知ってから旧知の桧山氏に聞きたいことがあったという。

「全然違いますか? 代打で出るのは? でも代打の切り札っていう精神面と2軍から1軍に上がったときの代打のそれとかは全然違うでしょ? 今年のファイターズは、どんどん代打の起用をしていくから。そこの教え方は?」

突然の問い掛けだったが桧山氏も即答した。「代打は(スタメンとは)まったく世界が違うと考えないといけない。でも役割はあるね。終盤とか“ここ”っていう場面の代打と“ちょっと若手いってこい”というときのそれは違う。若手の場合はどんどん振らないとあかんね」。明快な答えに新庄監督も「じゃあ、とりあえず振っていけということですね」と納得顔だ。

同監督は秘話も明かした。SNSで桧山氏に左打者の指導をお願いしていたという。臨時コーチの1人に想定していたのかもしれない。桧山氏は「そんなん、オレが教えんでもいいやん! って返したやろ」と笑ったものの、なおも「今日はジャージー持ってきてないスか?」と食い下がっていた。

日本ハムだけでなく球界の顔となった新庄監督だが言わずと知れた阪神出身。両軍が対決する甲子園での交流戦は大きく注目される。これについても桧山氏にぶち上げた。

「甲子園のときにテレビ(出演)、ぶっ込んどいて下さいよ! 試合前とかでもやりましょうよ」

ハイテンションの新庄監督だったがイマイチ気に入らなかったというユニホームについても仰天発言。「また変えてほしいですね。なんならオレがおカネ出しますよって。この3カ月で6億稼いでるの(笑い)」。豪快なジョークで桧山氏を苦笑させる場面も。

練習の合間、短い時間だったが、低迷していた頃の阪神でクリーンアップを組んだ2人だけに、久しぶりとは思えないほど話に花が咲いていた。【編集委員・高原寿夫】

 

○…新庄監督の誕生で甲子園での阪神-日本ハム交流戦も楽しみになった。「そこで阪神のユニホーム着るとかはもう面白くない。空、飛びたいですね」。選手時代の交流戦で見せた過去のパフォーマンスは否定しつつ、新たな挑戦をにおわせていた。