3年目にして、ようやく春が来た。巨人堀田賢慎投手(20)が11日、今季初実戦となった紅白戦の紅組として先発。自慢の直球を、自身初の有観客開催でファンに見せつけた。1回無安打無失点1奪三振で、バックネット裏で見守る首脳陣へ、猛アピールに成功した。
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いきなりアクセル全開だった。先頭の松原を直球で押し込んで追い込むと、最後はチェンジアップで見逃し三振。昨季の主力相手に圧倒した。続く広岡への初球、長身から投げ下ろされる直球で空振り。「コースもしっかり投げられましたし、空振りもしてくれた」と手応えのある1球だった。八百板も中飛に打ち取り「観客がいる中では初めてだった」とスタンドからの視線と拍手をかみしめた。
19年、ドラフト1位で期待を胸に入団したが、直後の20年4月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。1年半以上、ジャイアンツで孤独にリハビリを重ねてきた。8月に復帰を果たした昨季も、3軍戦とみやざき・フェニックスリーグに登板しただけで、公式戦登板経験はない。現在は育成選手という立場ながら、潜在能力の高さから、将来に大きな期待をかけられる。「しっかり支配下になって、その後を見据えてやっていきたい」。堀田伝説はまだ序章にすぎない。【小早川宗一郎】
▽巨人原監督(堀田について) 良いスタートを切ったと思います
▽巨人桑田投手チーフコーチ(堀田について) 自分の長所である直球を生かしながら、良い形で入って行けたと思う。目標に掲げるのは(投球回数)100イニングですね
▽巨人秋広(背番号55で実戦デビューも4打数無安打) 練習していたことができなかったので、そこはもっと工夫しながら、練習でもう1段階、強い意識をもってやりたい



