中日立浪和義監督(52)が開幕カード前哨戦に挑む。15日から中日は、本拠地バンテリンドームで巨人とオープン戦2連戦を戦う。巨人は今季開幕カードの相手。指揮官は「今年の中日は手ごわいな、と思われるようなところを見せないと」と、本番モードで挑むことを明かした。

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先発は3本柱を期待する1人、小笠原。開幕カード後の本拠地開幕戦(29日DeNA戦)を担う左腕をマウンドに送る。得点力不足解消へオープン戦では積極的走塁を指示。リードオフマン期待の3年目岡林は、5度の失敗はあるものの、チーム最多で12球団2位タイの3盗塁と経験値を上げている。13日オリックス戦に合流し、初盗塁を成功させたドラフト1位ブライト健太外野手(22=上武大)も準備させる。実戦想定のサイン指示を問われると、指揮官は「そうですね。塁に出ないとサインは出せないんでね」とニヤリ。開幕10日前から宿敵に新生中日としての重圧をかける。

巨人は、22年間の現役生活で戦ってきたライバル。10月の就任直後に、セ・リーグ日程が公表された際には「鳥肌が立ちました。1年目が東京ドームだが巨人戦。これも何かの巡り合わせ」と、開幕投手に大野雄を立てること即決した。13年ぶりに竜のユニホームに袖を通した指揮官は最高の船出に胸を膨らませる。

「ウチの場合はどんどん勝ちクセをつけないといけない」。中日はオープン戦6試合を残して5勝6敗。開幕前哨戦を制し、シーズンへ弾みをつける。【伊東大介】