侍ジャパン栗山英樹監督(60)が中学生の野球レベル向上を実感した。
1日に行われた第28回リトルシニア全国選抜野球大会決勝、世田谷西対奈良西戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)をCSテレ朝チャンネル2が中継。ゲスト解説を行った。「技術の情報が中学生まで伝わり始めている。我々の中学生の頃は、細かくはなかったですね。レベルが上がっているということが実感できました。勉強になりました」と振り返った。
レベル向上の一例として、投手が投球に入る前に、まずはグラブの中でフォークの握りから入っていた点を挙げた。「プロでもクセが出やすいところ」。クセが出るのを防ごうとしているのでは、と推測した。守備についても「変なエラーがない。素晴らしい」と評価。打撃、配球などにも随所で目を見張っていた。
技術面に加え、中学生の体格にも注目した。「想像通りでしたが、どんどん体が大きくなっている。食事やトレーニングがあるのでしょう。逆に言うと、力が入るからケガのリスクもある。指導する側の役割が非常に大きいと思いました」。
トップチームを率い、来春のWBCで世界一を目指す。今回、中学生への技術面の浸透を見たことで、あらためて自らの責任も口にした。「いかに、我々(プロ)が影響を与えるか。早い段階で(子どもたちに)きちんとした情報を与えれば、もっともっと選手は伸びる。それが日本の野球のためになる。我々がやらなければいけないことは明確で、責任があると理解できました」と話した。
試合は世田谷西が9-1で勝ち、4年ぶり3回目の優勝を果たした。



