日本ハム杉谷拳士内野手(31)が、今季限りで現役を引退することが28日、分かった。今季は51試合に出場し、2季連続で打率1割台と低迷。14年間の現役生活にピリオドを打つことを決断した。すでに球団に申し入れ、了承を得た。

2008年に入団テストを経て、帝京からドラフト8位で入団。小柄ながら、両打ちの内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして活躍したほか、チームきっての元気印として球団の垣根を越えて球界で愛された。19年5月23日楽天戦(札幌ドーム)では、左右両打席での本塁打を達成。球団OBで両打ちの大砲として活躍したセギノールにちなみ「スギノール」と自ら命名するなど、ひょうきんな性格で知られている。

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