DeNAは8日、高城俊人捕手(29)が今季限りで現役を引退することを発表した。

九州国際大付から11年ドラフト2位でDeNAに入団。1年目から1軍で出場し、18年にはオリックスにトレード移籍した。

20年にDeNAに復帰したが、今季は初めて1軍出場がなく、戦力外通告を受けた。

今後について、熟考した末に引退を決断。通算347試合に出場し、118安打、4本塁打、38打点だった。

球団を通じ、長文のコメントを発表した。

「ベイスターズで9年半、オリックスで1年半プレーさせていただきました。選手として何一つやり遂げることはできず、志半ばではありますが、素晴らしい指導者の方々に恵まれ、多くの仲間、そして最高のファンの皆さまからのご声援のおかげで、こんな自分が11年間プレーすることができたと思っています」

「19年にオリックスを戦力外になった時に、ベイスターズから声をかけていただきました。プロ入りしたチームに戻り、たくさんのベイスターズファンの前で最後のシーズンをプレーできたことは、これからの人生でも決して忘れることはないくらい、幸せな時間でした。そして、大好きなベイスターズでユニホームを脱ぐことができて、誇りに思います」

「こんな自分ですが、プロ野球選手として現役生活を続けてきた中で1つだけこだわりがあります。それは“チームワーク”です。自分が良いプレーをして結果を出すことは、プロとしてもちろん大事なことです。しかし、自分は1人でチームを救えるような選手ではありませんでした。だから、常に『チームのためにどうしたらいいのか』と考えてプレーしてきました。自分自身もスタッフ、トレーナーの方々、丈夫な体に育ててくれた両親、そしてどんな時も寄り添ってくれた家族、皆さんの“チームワーク”に助けられてきました」

「今まで支えてくださったすべての方々、そしていつも応援していただいたファンの皆さまに感謝しています。これからの第2の人生もこれまでと同じように“チームワーク”を大事に、たくさん恩返しができるよう全力で頑張っていきます!!11年間本当にありがとうございました!」

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