疲労回復の求道者になる。今季限りで現役引退した元日本ハム杉谷拳士氏(31)が10日、高校生がレモンを用いたアスリート向け料理で競う第1回「三笠高校レモンレシピコンテスト」の審査員を務めた。道内唯一の食物調理単科高校の生徒がつくる疲労回復をテーマにした料理を絶賛。今度は自身が、疲れを吹き飛ばす食事メニューを研究し、世界のスポーツ界に発信していくことを、新たな人生の目標に掲げた。

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エネルギッシュな杉谷氏が、疲れ知らずの“ビタミン摂取法”を世界に発信する。この日は札幌でのトークショー後、三笠に移動。イベント掛け持ちも、トークは相変わらず絶好調だ。レモン好きアスリートとして最初に「レモンマーボー豆腐」を試食。「また食べに来たい。おかわり!」。鶏肉レシピ「レモンよだれ鶏」では「アスリートにどストレートで響く味。よだれが出る。大好き」とこたえ、会場を盛り上げた。

今回の料理は飲料メーカーの「レモンアンバサダー」を務める杉谷が、疲労回復をテーマにレシピ考案を依頼したもの。調理を専門に勉強する高校生が栄養バランス、見た目から味、コストまでこだわった絶品料理に大きく魂が揺さぶられた。「心のビタミンどころか、高校生たちのメッセージがものすごく伝わってきた。若い子たちが頑張っている姿は本当にすてきだと思った」と刺激を受けた。

この経験を糧に、今度は自身が疲労回復料理を研究し、スポーツ界に発信していく。自身も現役時代、リカバリー術には苦しみ「一番大事なのは食。そこがうまくできていたらもっと長くプレーできていたかもしれない」。新たな人生プランとして「これから、自分でそういったことも考え、数値も出して、アスリートの方たちに伝えて行けたら。いろいろ仕かけたい」と思い描いた。

間近で感じた青春の力。「玄米に、こんなおいしい、食べ方があるんだなと。新しい発見ばかり。新球場の人に、選手たちがこの料理を食べられるように伝えたい」。新たなフィールドにも“杉谷ビタミン”を、送り届ける。【永野高輔】