やられっぱなしでは終われない。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が西武のドラフト1位左腕・武内夏暉投手(22)の攻略へ意気込んだ。19日西武戦(ベルーナドーム)で激突する左腕には、今季3戦2敗で防御率0・38。パ・リーグ首位のチームにとっては天敵中の天敵だ。オールスター前最後の敵地3連戦で4番は「打ち崩していきたい」と意欲を燃やした。
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山川は武内の実力を認めていた。「ここまで苦しめられると、武内投手は新人扱いをしないほうがいいと思います」。今季は新人でパ・リーグ初となる先発での開幕5連勝をマークした西武の黄金ルーキー。球界屈指の大砲は「(オリックスの)宮城投手や(楽天の)早川投手。そのクラスのピッチャーと同じ」と他球団の実力派左腕と重ね合わせた。
2位に8ゲーム差をつけている首位ソフトバンクが苦しんできた。今季は3試合で0勝2敗、防御率0・38と完全に抑え込まれている。小久保監督も「今年のルーキーで断トツ」と評するほどだ。19日からは敵地所沢でオールスター前最後の3連戦。その初戦で武内が先発する。山川は7月4日の対戦で第3打席に左翼フェンス手前までの大飛球を放ったが、通算8打数無安打。攻略へあと1歩に迫っているだけに、山川は語気を強めた。
山川 レフトギリギリまで運べたけど、もう1個(足りない)。ホームランにしないと立場は逆転しないんです。やられっぱなしになってしまう。僕個人としては、ホームランや長打で打点を稼いで武内投手を打ち崩していきたいと思う。
2月28日、宮崎キャンプ中の練習試合では武内のチェンジアップを本塁打にしたが「あれは完全にまぐれ」という。さらには武内がバッテリーを組む炭谷銀仁朗捕手(36)の配球術も警戒し「狙い球を絞るところも含め、しっかり対処していかないといけない」と語った。
7月16日のロッテ戦では約2カ月半ぶりの猛打賞を記録するなど調子は上向き。「もちろん毎回きちんと戦っているが、より引き締めて武内投手と戦わないといけない。投球術、コントロール、1つ1つの球種にしろ、それぐらいの技量があると思います」。タカの4番が難攻不落の左腕を攻略してみせる。【只松憲】



