株式会社オープンハウスとヤクルトとのコラボ「応燕プロジェクト」が神宮球場で行われ、企画に応募した吉次楽さん(7)と中川友梨香さん(27)の2人が夢をかなえた。ヤクルト-DeNA戦前に吉次さんは始球式に臨み、中川さんは球団公式ダンスパフォーマンスチーム「Passion(パッション)」と共に「We Are The Swallows」を踊った。大歓声を浴びながら、2人とも全力でやり遂げた。
吉次さんは、好きな村上宗隆の背番号「55」が入ったユニホームで登場。捕手役を務めた中村悠平のミット目がけて渾身(こんしん)の力で投げ、山なりのボールは5バウンドして収まった。跳びはねて喜びを表現し、報道陣の取材に村上のサインボールももらったことを明かし「うれしいな」と笑顔いっぱい大役を務め上げた喜びを語った。
難病指定「歌舞伎症候群(発達の遅れ、筋骨格系の異常、成長障害など)」を抱え支援学級に通う吉次さんにとって、一番の楽しみは地元チームのヤクルトを応援することだ。「腕を見ただけでどの選手か分かる」と選手たちの頑張りも励みにしてきた。そんな姿を見守ってきた父の聖志(きよし)さんは「難病を抱えているこの子が人生を萎縮せずチャレンジしていくことができたら」と願ってプロジェクトに応募。晴れ舞台で始球式を全うし「この成功体験が大きな糧になったと思います」と目を細めた。
また、球団公式ダンスチームとともに踊った中川さんは「これからもダンスをニコニコ続ける良い思い出になった」と振り返った。
母校の県立浦安高校ダンス部時代の仲間5人も集結し、前日には3時間のみっちり練習で仕上げた。アグレッシブで難解な振り付けも笑顔でやり遂げ「みんなで夢をかなえることができたので、うれしさが倍になった」と額の汗を輝かせた。今後の目標は球団のチアリーダー。オーディションを受けるなどしながら、機会を探っていく。



