DeNA伊勢大夢投手(26)が復活への再スタートを切った。2点リードの7回2死二塁、山崎に代わって3番手でマウンドへ。5月30日の楽天戦以来、約2カ月半ぶりとなる1軍復帰登板だった。ルーキーイヤーからブルペン陣を支えてきた右腕にとって、2カ月半の間隔は今まで感じたことのないものだった。「初心に帰れたというか、ルーキーの初登板くらい力も入りました」と気持ちが上ずった。
広島堂林に対して、初球144キロ直球を引っかけてボール。2球目の変化球もボールで2ボール。打者有利のカウントになったが「良い打者でも3割くらいしか打てない。リリーバーとしての割り切りだと思います」と動じなかった。130キロフォークで芯を外し、ボテボテの三ゴロで火消しに成功。役割を全うした。「今日の投球に関してはたまたま抑えられただけです」と謙遜しながらも「ああいう場面で使ってもらえて良かったです」と感謝した。
試合は2点リードの9回に守護神森原が逆転3ランを許して悪夢のサヨナラ負け。「(先頭)小園のツーベース、あんなところに飛ぶことはなかなかないと思うので、野球って流れがあるなと感じた試合でした」とベンチから流れと1球の怖さを再確認。「ここ最近、チームも火消しというか途中から行くところで勝ちゲーム拾えてないことが多いと思う。いろいろと経験してきている僕とかが、その手前のイニングでも、先発が苦しい時に助けられるようにしたいです」と伊勢。2カ月半の空白期間を埋めるべく、ここからフル回転していく。【小早川宗一郎】



