オリックスが不運な“併殺”を乗り越え、今季6度目サヨナラ勝ちを飾った。最後は9回無死満塁から紅林が右前に今季3度目の殊勲打を放った。ただ中嶋監督は試合後、6回の攻撃で発生した珍しいプレーに怒りを込めて言及。「俺、今まで野球やってて見たことないわ。ある?」。
1死一塁で森の大飛球は中堅フェンス際へ。三塁塁審が寄って打球判断し、フェンスに当たってから中堅手の辰己が捕球したと判断してセーフのジェスチャー。ところが池田はこれを見ることができず、フライアウトと思って一塁へ戻った。この時に打者走者の森は二塁へ走っており、追い越したとしてアウト。さらに池田は一、二塁間で挟殺プレーによるアウトとなった。1点を追う場面で、チャンスが急にしぼんだ。
指揮官は審判団に抗議。三塁塁審だけではなく、二塁塁審にもジェスチャーが必要だと訴えたが、打球判断をするのは1人だけと退けられた。「(抗議開始から)5分過ぎてますって言うから『退場にしていいよ』っていうしかないじゃん」。連敗を止めたのが、何よりの救いだった。
▽オリックス紅林(9回サヨナラ打)「最近は全然得点圏で打ててなかった。これを続けていくことが大事。(監督に)初めてハイタッチされたんで、すごくうれしかった。次は抱きついてもらえるようにしたい」
▽オリックス池田(6回の併殺になった走塁に)「僕のミス。完全に周りが見えていなかった。勝手に(フライアウトと)自分で判断したのが良くなかった。何を言おうとダブルプレーになってしまっているので」
▽責任審判の嶋田一塁塁審 まず三塁塁審が打球判定をしました。ノーキャッチだから、追い越しアウト。キャッチなら追い越しはなくなる。(二塁塁審のジェスチャー要求は)中嶋監督から受けました。それはできない。審判として打球判定は1人がやるので。あのケースは三塁が。そこに対して二塁が今度は走者の動きを見ないといけない。判定はひとつなので、それに対して走者は動いてもらうしかない。



