タカの怪腕が前人未踏の快挙を狙う。ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)がシーズン10勝を懸け、20日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に先発。セットアッパーだった昨季までに135ホールドを記録しており、助っ人で通算100ホールド以上と2桁勝利を達成すればNPB史上初となる。左腕は「いつもと変わらない試合。しっかり勝って、10勝を目指したい」と淡々と意気込んだ。

先発転向1年目の今季はここまでリーグ2位タイの9勝(3敗)、同トップの防御率1・50。倉野信次1軍投手チーフコーチ(49)は「勝ち星って運のところもある」とした上で、投球イニング数の多さを評価ポイントに挙げた。モイネロは19試合に登板し、同3位の132回。「もう、全然想定以上ですね。ここまでずっとローテーションで回って、このままいったら規定(投球)回数もほぼいくじゃないですか。そこが一番評価できるところじゃないですか」と言う。

異例の2日前移動でコンディション維持に余念がない。左腕は夏場から空路移動の場合、試合前々日に現地入りしている。今カードもチームより一足先の18日に仙台に入った。倉野コーチは「自分の体を理解して、最善の方法を取りたいというところで。それでいい状態を作ってくれるならいくらでも協力したい」と語った。

チームは優勝マジック23とし、優勝へ着々と歩みを進めている。万全を期した助っ人最強左腕が楽天との敵地2連戦で先陣を切る。【佐藤究】

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