巨人が1ゲーム差で追う首位広島との、今季最後の本拠地決戦となる首位攻防戦に臨む。1戦目山崎伊織投手(25)2戦目フォスター・グリフィン投手(29)に続き、3戦目に先発する戸郷翔征投手(24)は自身初の3試合連続完封が懸かる。達成すれば2リーグ制となった50年以降、球団では8人目。3連敗なら広島にマジックが点灯する3連戦。戸郷はチームの勝利を追求し、マウンドに立つ。
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ファンの期待をダイレクトに受け止めながら、戸郷は首位攻防戦への気持ちを高めた。川崎市・ジャイアンツ球場で調整を終えると、50人を超す列が消えるまで全員にサインを続けた。優勝争う広島との今季最後となる、本拠地決戦の3戦目を託される。「ピッチャーが踏ん張らないと勝てないと思う。シーズン後半になるにつれて、責任は重くなる。当たり前のことを当たり前にできれば。ゼロで抑えれば負けることはない」と言葉に思いを乗せた。
前々回登板の8日広島戦は118球の5安打で完封した。中5日となった前回登板の14日阪神戦でも126球の7安打で2試合連続の完封勝利を飾った。それでも「前回の完封も意識はしてなかったですし、完封は全く意識しない。チームが勝てばそれだけでいい。その上で僕の勝ちがつけば、なおさらいいんじゃないか」と、チームの勝利が最優先。その先に2リーグ制以降、球団で65年金田、17、18年菅野ら過去7人しかいない3試合連続完封の記録がある。
3年連続の2ケタ勝利も懸かる。夏場はサウナで汗を流し、酸素カプセルにも入るなど疲労回復に努める。「いいフォームで投げられていたら疲れも出ない」と好調を持続させる。
今季、チームは東京ドームでの広島戦は6勝2敗1分けと得意にする。しかし、勝負どころの9月には、1勝4敗2分けと鬼門のマツダスタジアムで6試合を残す。3連敗ならマジック点灯を許す、今回の首位攻防戦。本拠地で広島から白星を重ね、勢いを取り戻す。【上田悠太】
◆巨人投手の3試合連続完封 2リーグ制後(50年以降)、巨人では56年堀内庄、63年伊藤芳明、65年城之内邦雄(4試合)、同年金田正一、66年堀内恒夫、89年斎藤雅樹、17、18年菅野智之が記録。8度は球団別で最多になる(2位は阪神の6度)。



