ソフトバンクのドラフト1位、前田悠伍投手(19)のプロ初登板が急浮上してきた。
優勝マジック23としているチームは19日に仙台入り。移動前の福岡空港で小久保監督は前田悠のデビューについて、「戦力として2軍のローテで今のところ松本(晴)が抜けたら評価が1番手なので。普通に考えたら可能性がある」と考えを示した。前日18日は2軍から抜てきした2年目の松本晴がプロ初勝利。その次の昇格候補として黄金ルーキーを認めた。
前田悠はウエスタン・リーグで今季ここまで8試合に登板。2勝1敗、1セーブで防御率1・69。直近の15日中日戦でも7回2/3を6安打無失点と好投した。みずほペイペイドームで行われた投手練習では倉野1軍投手チーフコーチも期待の左腕に言及。「1軍で投げたとしたらこういうピッチングかなというイメージができるようになった」。続けて、1軍の先発投手を決める基準について「年齢とかは全部度外視して、純粋に現時点での力の評価をして決めています」と続けた。小久保監督が前田悠の現在地を「1番手」としたことで、首脳陣が再調整中の東浜、大津、和田らを差し置いて19歳を評価していることが浮かび上がった。
小久保監督はかねて「1年目の後半も十分考えられる」と1年目デビューの可能性に触れていた。その場合の舞台は本拠地が有力。構想を描く首脳陣は、すでに6月の2軍中日戦で登板させた。6回3安打無失点と完璧な予行演習で応えた前田悠も「1日でも早くここでやりたい」と語っていた。復権を期すソフトバンクは首位独走の中、新戦力の準備も着々と進めている。【佐藤究】



