日本ハムが執念の“新庄スペシャル”発動で1週間前のリベンジ勝利を挙げた。連敗を3で止めた新庄剛志監督(52)は「ヨッシャー!ビッグね、ビッグよ。大きいよ。もう今日は誰が活躍したかとか、どうでもいいわ。もう勝ってくれたから。今、争っているロッテさんに勝って勢いを付けたかったからね」と試合後、一気にまくしたてた。
13日に本拠地で打ち崩せなかった難敵攻略へ、1番に水谷を起用した。「彼が1番、なんか勢いづきません?」。ロッテ小島に対して通算10打数無安打でも関係ない。これぞ“勘ピューター”。「なんかツーベースを打ってくれるイメージがあるんですよね。レフト線とか右中間に」という期待以上の大仕事をしてくれた。1回にバックスクリーンへ今季2本目の先頭打者本塁打となる決勝の先制5号ソロ。水谷の髪形になぞらえて「パイナップル打法」と銘打った会心の抜てきが、打線に火を付けた。
貴重な追加点も“魔法の言葉”で奪った。5回に適時二塁打を放ったレイエスは「2打席目に監督からアドバイスをもらっていました。その指示を打席で表現できたのでよかった」とコメント。どんな助言だったのか。新庄監督は「なんて言ったんだろう…スパニッシュで、なんか声かけたんかな」とニヤリ。詳細は伏せたが、技術面で「ちょっとだけ。それで楽になったと思うんで、気持ちが」と、してやったりだ。継投も決まって貯金も再び「10」。大阪で停滞した大航海は、指揮官の勝利を追求する思いで荒波を超え、再び前進を始めた。【木下大輔】



