今季限りでの現役引退を決断した岡田雅利捕手(35)が14日、本拠地ベルーナドーム内で引退会見を行った。
明るいキャラクターと代名詞の「送りバント」で親しまれ、チームのムードメーカー的存在だった強肩捕手。背番号2のユニホーム姿で会見場に現れ「11年という野球生活。ライオンズ11年ということで西武球団には感謝しかない。今はスッキリとした気持ちで引退を迎えられている」と、晴れ晴れとした表情で思いの丈を述べた。
大阪桐蔭-大阪ガスを経て13年ドラフト6位で入団し、西武一筋を貫いた。現役生活では膝の故障に長く苦しみ、23年3月には球界でも前例がほとんどない「大腿(だいたい)骨・脛骨(けいこつ)の骨切り術」を受けた。懸命なリハビリは「歩行すらキツかった部分もありましたし、こんな状態で野球をしていいのかと思ったこともありました。ここまで野球ができたのは自分の中でも奇跡でした」と振り返り、自身の誕生日である6月30日に復帰がかなわず現役生活に幕を閉じる意思を固めたと明かした。
大きなケガを抱えながら、現役を続けてこられた原動力は「ファンの方の声援」だった。何よりうれしかったのは、普段は見ないというSNSのコメント欄が目に飛び込んできたことだ。「『もう1度復帰して欲しい』『1軍に戻ってきて欲しい』とコメントを見たときに本当に原動力になった。本当にファンのみなさんのおかげ」とかみしめた。
この日の引退試合に向けて「僕もきょうスタメンで出させてもらうというところで、背番号2番、打順も2番、キャッチャーも2番。ぜひ先頭バッターが出たら、2点のホームラン。できたらバントをしたいのですが…。うまく、うまく、頑張ります」と話した。



