昨季まで3年連続リーグ制覇を果たしたオリックスが、今季は5位(以下、記録はすべて24日現在)に沈んでいる。山本、山崎両投手が抜けた穴を埋められなかったのもあるが、チーム防御率2・82は首位ソフトバンク2・53に次いでリーグ2位と決して悪くない。
それよりも深刻なのは、打線の不振だ。チーム打率2割3分4厘、得点371点はともにリーグ5位。得点は優勝したソフトバンクより200点以上少ない。完封負けが2リーグ制後では球団ワーストの23度というのも不振ぶりを物語るが、実は今季12球団で唯一2桁得点を挙げた試合がない、という点にも表れている。オリックスの今季1試合最多得点は9点で4試合あるが、12球団最少331得点の最下位西武でも2度ある2桁得点が1度もないのだ。
もちろん、1-0でも10-0でも勝ちは勝ちなので、2桁得点にことさらこだわる必要はない。だが、それでもシーズンに1度や2度は打線が爆発して大勝する試合はあるものだ。
そこで、現在の12球団が50年の2リーグ制後、2桁得点試合がなかったシーズンがどれくらいあるか調べてみた。50年から24年までの75シーズンで、毎年1試合は2桁得点を挙げているのは巨人、広島、阪神、西武、ソフトバンク、ロッテ、日本ハム、楽天(05年~)。オリックスも昨季までは全シーズンで記録している。2桁得点がないのはDeNAの54、55年、ヤクルトの53、58、62年、中日の2011年があるが、ないシーズンのほうがレアなのが分かる。
オリックスは1リーグ時代の41、43年に2桁得点がないが、もし、今季2桁得点なしに終われば、2リーグ制後では球団初になる。優勝もCS進出もなくなってしまったが、残り6試合で打線の爆発はあるだろうか。【遊軍・高垣誠】



