“愛されキャラ”が帰ってくる。ヤクルトのマスコット「つば九郎」が1年以上ぶりに姿を現した。オリックスとのオープン戦(神宮)後の出陣式で、池山監督のあいさつや選手のトークショーなどが終わり、ファンが一息つきかけた瞬間。バックスクリーンに「とりごや」と呼ばれる一塁ベンチ横の通路にいる後ろ姿が映った。ファンはどよめき、網越しに顔が見えると大歓声。本拠地開幕戦の31日広島戦(神宮)から活動再開の予定だ。

昨年2月に担当者が亡くなり活動休止。同11月のファン感謝イベントで池山監督が今季からの再開を明言し、この日正式発表された。球団は文書で「さまざまな想いやメッセージをいただき、ありがとうございました。つば九郎が築いてきた歴史を未来につなぐために、球団として大切に継承していきます」と決意を示した。

選手もさまざまな思いを持つ。木沢尚文投手(27)は「22年に優勝した時、つば九郎がビールかけに入れなかった。日本一になったら入ると言っていたので、日本一になってつば九郎とビールかけをしたい」と5年越しの思いを吐露。古賀は「つば九郎と優勝したい。当たり前の光景が当たり前じゃなかったと感じた」。丸山和は「心強いし1つになれる。いるだけで盛り上がるし、頑張ろうと思える」と語った。昨季最下位からの巻き返しへ。2シーズンぶりに、つば九郎とともに頂点を目指す。【塚本光】