もっとストレート!
広島永川勝浩投手(28)が6日、“5日連続”となるブルペン入り。直球に変化球を交え59球を投げ込んだ。この日はフォークの“初投げ”も披露した。永川は今キャンプで、休日だった4日を除いて毎日ブルペン入りの“皆勤賞”だ。直球の改良を目指す守護神は「ストレートがよくなれば、もっと三振が増える」。さらに進化を求め続ける。
ブルペンに現れた永川が何事もなかったかのようにプレートに足をかけた。これで5連投だが、涼しい顔で直球中心に投げ込んだ。59球の打ち分けはカーブ2球、フォーク8球、そして直球49球。「キャンプに入ったら、状態を見ながら連日ブルペン入ろうと思っていました。あまり状態はよくありませんが、肩はできている」。
昨年は球団新記録の38セーブ。それでも満足していない。「直球が悪くはなかったんですが、よくもなかった」。結果としてフォークの割合が多くなった。成績的には素晴らしいものを残したが、今季はさらに上を目指す。「ストレートとフォーク。同じぐらいの確率で打ち取れるようにしたい。難しいんですけどね」。
永川の直球の握り方は阪神藤川と同じだ。中指と人さし指をつける握りで、リリースする際に力が集中的球に伝わる。大学時代からこの握りだった。藤川をまねたわけではない。「藤川の浮き上がるような球は、独特でいい直球ですね。他にもメジャーリーガーで“ドン”というような球。いろんなストレートがある。誰かのような真っすぐではなく、いかに打ちにくい球を投げるかです」。
抑えとして三振にもこだわりがある。奪三振率は07年は10・80だったが08年は9・44と低下している。「バランスのいいフォームで投げれば、指先に力が伝わる。この時期はフォームがまだ不安定だし、修正していきます。フォークばかりでは三振はとりにくい。直球がよくなれば三振も増える。三振がとれるにこしたことはない」。連日のブルペン入りもフォームの安定のためだ。2年連続で球団セーブ記録を塗り替えた守護神。今年は自分のストレートで勝負する。【網
孝広】
[2009年2月7日12時24分
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