世界一を目指し、最強の侍が先陣を切る。侍ジャパンの大谷翔平投手(28)が9日、WBC1次ラウンド初戦となる中国戦に先発とDHの投打二刀流で出場する。8日、栗山監督から発表された。大谷のWBC出場は今大会が初。降板後もDHで出場が可能な「大谷ルール」も適用され、3大会ぶりの世界一奪還へ、いよいよ二刀流が世界の舞台に立つ。
侍ジャパンの予想オーダーは以下の通り。
【1番(中)ラーズ・ヌートバー】
ヌートバーは感謝の思いを胸にプレーする。「日本の球場の雰囲気は経験したことがない。すごく毎試合が特別だよ」。応援歌なども耳に届いている。「とても感謝しているし、この瞬間は決して忘れないよ」と、日本のファンの声援に最高のプレーで恩返しする。
【2番(右)近藤健介】
近藤がメジャー組2人をがっちりとつなぐ。直前の強化試合2戦は1番ヌートバー、3番大谷の間に入り2番で先発。4打数2安打4四球で得点源になった。「つなぎ役として持ち味を出したい」と意気込んできた男が、鈴木の不在を感じさせない存在感を放つ。
【3番(DH)大谷翔平】
打者大谷が絶好調で臨む。強化試合の出場初戦、6日の阪神戦で2打席連続アーチを放つと、7日のオリックス戦では中前打と四球で出塁した。チームの核となる二刀流は「投げるのが始め(先発)なので、まずそっから入って、攻撃にもしっかりと参加したい」。
【4番(三)村上宗隆】
日本には“村神様”がいる。村上は開幕前最後の実戦となった7日のオリックス戦で初回に3ラン。20打席目の初アーチを、復調ののろしとする。「本戦で打てる準備はできました」と力強く言った。同戦は6番に入ったが、中国戦で4番復帰もあるはずだ。
【5番(左)吉田正尚】
吉田がポイントゲッターとして打点を荒稼ぎする。3番に大谷を据える打線は4番以降、走者がたまった場面で打席が回る傾向にある。7日の強化試合オリックス戦では4打点。「優勝が目標」と力強く語ってきたメジャーリーガーは、1人のランナーも残さない。
【6番(一)岡本和真】
岡本がクリーンアップの掃除役になる。強化合宿から好調を維持し続け、強化試合2戦は5、6番で一塁で先発。7日オリックス戦は2安打で締めた。「やれる準備をするだけ」と左翼守備にも備えてきた。村上らから「師匠」と慕われる男が、貫禄の一打を放つ。
【7番(二)牧秀悟】
牧が本番での逆襲を目指す。最後の強化試合となった7日オリックス戦は7番二塁で先発し5打数無安打。6日阪神戦で同じく7番に座った山田も4打数無安打に終わっており、二塁手2人の復調が待たれる。ハマの主砲は「やるしかない」と不退転の覚悟で戦う。
【8番(遊)源田壮亮】
源田が“たまらん”守備で投手陣をもりたてる。中堅ヌートバーとの連係面も6日オリックス戦後に「野球をやっていれば、自然とコミュニケーションを取るのは問題ない」。打撃でも上位打線につなぐ職人肌の“遊撃の源さん”が攻守でチームの土台を支える。
【9番(捕)甲斐拓也】
甲斐が大谷をリードする。強化合宿から積極的に投手と交流。「一通りピッチャーは捕ってきたので。あとはイニングの中で選択する球を、もっともっと自分も考えていかないといけない」と冷静に話した。栗山監督の信頼も厚い日本の要が、初戦から引っ張る。
【投手 大谷翔平】
投手大谷は1球入魂でいく。1次ラウンドで、先発は65球の球数制限がある。「力のある投手たちが控えてるので球数のことはあんまり考えていない。まずは1人1人、1球1球、1回1回気持ちを入れてゼロに抑えることだけ考えていければ」と気を引き締めた。




