日馬富士の暴行問題などで世間を騒がしている角界に、またも悲しい記録が生まれた。平幕の妙義龍が、14日目の25日から休場。これで幕内の休場数は9人(再出場の碧山を含む)となり、11人が休場した02年名古屋場所以来の多さとなった。
十両も含めると、今場所は10人の休場者が出た。戦後以降、十両以上の力士の合計休場数が10人以上となったのは28場所目。引退、廃業を除けば22場所目となった。3横綱、1大関の上位陣が休むなど、ファンにとって寂しい事態となった。そんな中、横綱白鵬と平幕の北勝富士、隠岐の海の3人が、この日まで優勝争いを演じた。
過去、十両以上の力士が10人以上休んだ27場所中、4場所で平幕力士が優勝している。53年夏場所の時津山、57年九州場所の玉乃海、91年秋場所の琴錦、00年春場所の貴闘力だ。今場所は上位陣の休場者数が多かっただけに、平幕に優勝のチャンスが広がった。北勝富士と隠岐の海にとっては、悔やまれる結果となった。
白鵬は「年1回の九州で達成できてうれしい」とご満悦。荒れた九州場所を横綱が締めくくった。【佐々木隆史】


