プロレスラー丸藤正道(38)が7日、都内で、自伝「方舟の後継者」の販売記念イベントを開催した。

初の著作について「初めにこれだけは言っておきたい。巻頭グラビアで着ているチェックの衣装は俺の私服じゃない。普段はこんな服は着ない。(本については)1ページ目から最後のページまで俺の人生がつまっている。真剣に読んで欲しい」と訴えた。

今月1日に、両国国技館で20周年記念大会「飛翔」を終えたばかり。これまでの20年のキャリアを振り返ると「濃い20年だった。大会もたくさんのお客さんに来てもらえて、無事成功できた。思い残すことがない。だけど燃え尽きた訳じゃない。あらためてこれからはノアのために頑張りたい」と決意を新たにした。

イベントの最後にはファンからの質問コーナーが設けられ、たくさんの質問が寄せられた。

「丸藤選手が認めている選手は?」との質問には「みんな頑張っているのは知っているし、尊敬している。小峠以外は…」と答え、会場は笑いに包まれた。

どうやってつらいことを乗り越えているのか、という質問には「『難が無いのは無難な人生』という言葉を思い出して、困難があるから充実した人生にできると思ってやっている。やばい。まじめに答えちゃった」と笑顔で応じ、集まったファンとの交流を楽しんでいた。