プロボクシング前日本ヘビー級王者の藤本京太郎(34)の、10年ぶりのK-1復帰が決まった。リングネームは京太郎で、対戦相手は未定だが、来年1月24日、東京・代々木第1体育館で開催の「ケイズフェスタ4」に参戦する。K-1実行委員会が17日、都内で発表した。

京太郎は新型コロナウイルス感染拡大の影響でボクシングの試合ができない状況に陥り、12日に日本ボクシングコミッション(JBC)へ引退届を提出した。K-1では09年に日本人初のヘビー級王者となっており、ゆかりの深いリング。この日、ド派手な服装で会見した京太郎は「K-1に遊びに来たが、遊びも真剣にやらないと勝てない」と言うと「K-1に出たら、芸能人と結婚できるというので楽しみにしている」と取材陣を煙に巻いた。

そして、自身のコロナ対策について質問がおよぶと「人付き合いが苦手なので、1人で家に居てテレビの情報を見ている」とする一方、今回のK-1復帰の真意について「10年後に格闘技のプロを目指す子どもたちの選択肢を広げたい」とボクシングで現在認められていない総合格闘技との二刀流解禁に向け、先駆者となる覚悟も見せていた。