WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が防衛(WBA5度目、IBF3度目)に成功した。

IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回2分45秒、TKOで倒した。日本人初となる2戦連続の「聖地」防衛に成功した。

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試合後、自身のSNSを更新し、日本人初となる4団体統一に意欲を見せた。

「皆さん、応援ありがとうございました 2度目のラスベガスで2度目メインイベント、かなりリラックスして挑む事ができました 今回は指名試合でしたが次が本当の勝負。ドネアvsカシメロの勝者と4団体統一戦を希望希望希望!!!」

◆世界主要4団体統一王者 過去6人誕生している。世界主要4団体となって以降、04年にバーナード・ホプキンズ(ミドル級)、05年にジャーメイン・テイラー(ミドル級)、17年にテレンス・クロフォード(スーパーライト級=すべて米国)、18年にオレクサンドル・ウシク(クルーザー級=ウクライナ)、20年にテオフィモ・ロペス(ライト級=米国)が達成。そして、階級最強トーナメントのWBSSスーパーライト級覇者ジョシュ・テイラー(英国)が5月23日、ホセ・カルロス・ラミレス(米国)との4団体統一戦を制し、史上6人目の統一王者になった。