この日だけは俺が主役だ。プロレスリング・ノアの大原はじめ(37)が13日、都内で川崎大会(15日、カルッツ川崎)に向けた会見に出席し、意気込みを語った。
川崎市出身の大原。18年からこの大会をノアのスタッフと手がけ、今回で4回目を迎える。川崎市のスポーツ審議委員を努めており、市民代表として市の職員たちと会議を行いながら、スポーツイベントの普及や発展のために尽力してきた。高齢者の介護や体操教室を行うなど、地域の人たちと関わりながら、今回の興行につなげてきた。「しっかり夏の風物詩になってきた」と手応えを感じている。
昨年、音声実況ガイドを取り入れ、視覚障害者の方を招待した。「初の試みだったが喜んでもらえた」と大盛況。今年はさらに、児童養護施設の子どもたちも招待する。「市のイベントがほとんど中止になっている中、有観客で開催することができる」と喜んだ。川崎市はサッカーJ1のフロンターレ、バスケットボールB1のブレイブサンダースをはじめ、スポーツが盛んな地域。「その中にプロレスも入れたい」と話す。今は選手と個人的な付き合いしかないが、いずれはコラボしてプロレスも一緒に広めていきたいと考える。
今大会は清宮海斗とシングルマッチを行う。「体格差もあって不利だが、絶対に諦めない。ジュニアだと思ってかかってきたら痛い目に遭うと思う」と1歩も引かない。今大会のために営業活動を行うことも多く、心がつぶれそうになることもあったが、東京オリンピック(五輪)で活躍する選手たちを見て刺激を受けた。「川崎の人に勝つところを見せたい」。この試合だけは負けるわけにはいかない。

