男子レスリングで16年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト太田忍(28=パラエストラ柏)が、RIZIN2勝目を挙げた。

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スペシャルワンマッチで祖根寿麻(33=ZOOMER)を2回TKO勝ちで撃破。接近戦に持ち込んでバックドロップで崩し、レスリング仕込みの寝技で優勢を保った。最後は立ち上がれない相手に対して膝、キックを中心に攻め立てた。勝利が決まるとバク宙を披露。勝利の雄たけびを上げた。

試合後のインタビューでは「会見ででかいこと、1ラウンドKOって言ってましたけど、2ラウンドかかってしまいました。もっともっと頑張ります」と、さらなる成長を誓った。

5年前のリオ五輪では59キロ級に出場し、グレコローマンスタイルでは00年シドニー五輪の永田克彦以来となる銀メダルを獲得した。20年大みそかにベテランの所英男相手にMMAデビューすると、アームバーによる一本負けを喫し、初戦からプロの洗礼を浴びた。その後は練習環境を変え、パラエストラ柏の鶴屋浩の下で一から学んだ。9月には久保優太を退けRIZIN初勝利。今回がRIZIN3戦目だった。