プロボクシング元IBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一(37=帝拳)が世界再挑戦を見据え、25年初戦を迎える。
5日、東京・後楽園ホールで開催される「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミファイナルで、メルチョール・ロダ(フィリピン)との同級10回戦を控える。4日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。1キロ少ない57・9キロでパスしたロダに対し、尾川は100グラム少ない58・8キロでクリアした。
22年6月、敵地でジョー・コルディナ(英国)に2回KO負けを喫して王座陥落して以降は3連勝中。WBO最新ランキングでは5位から3位に浮上した。尾川は「世界ランクはモチベーションにすごくなる。自分が納得できるボクシングができれば倒せると思う。いろいろなことを試し、少しボクシングを変えている。試合でできなければ意味ないので。久びさに楽しみだなと思う」と納得の笑みを浮かべた。
ロダ戦に備え、トレーナーや同門選手からアドバイスを受けながら、重心を低めに変更するなど、過去に取り組んでいた自身のスタイルを思い出す作業も心掛けてきたという。今年2月に37歳を迎えての初戦でもある。尾川は「年齢は気になる。どれぐらい練習でできても試合で打たれ弱くなるとか、どこでガクッと出るか分からないので。今回はコンディションはばっちりとつくれた。37歳でもスーパーフェザー級の体はより良くなっている。あとは自分が試合でどれだけできるかだけなので」とリラックスした表情も浮かべた。
5月には、36歳の元世界4階級制覇王者井岡一翔(志成)がWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)と再戦する。元世界3階級制覇王者長谷川穂積が保持する国内最年長王座奪取記録(35歳9カ月)の更新を狙っている。尾川は「井岡選手が最年長記録を更新すると思っている。井岡選手が好きだし勝つと思うので、自分はそれを上回ることを狙っていますし、そこのモチベーションは高い。なのでKOは必然的についてくるものだと思う。グダグダやっていたら落ちた感覚になる。緊張感を持ってやりたい。おのずと良い形、KOになると思う」と自信に満ちあふれていた。

