米総合格闘技UFCのフライ級6位・平良達郎(25=THE BLACKBELT JAPAN)が2日(日本時間3日)、米ネバダ州ラスベガス開催(会場はUFC APEX)のUFCファイトナイトのメインイベントで10戦無敗のパク・ヒャンソン(29=韓国)との同級5分5回に臨む。24年10月、当時の同級1位ブランドン・ロイバル(米国)に1-2の僅差判定負けし、プロ初黒星を喫した。約10カ月ぶりの再起戦となる。

日刊スポーツのインタビューに応じた平良は試合1週間前に対戦相手の変更を知ったという。当初、同級3位アミル・アルバジ(イラク)とのランカー対決だったが、パク戦に変更。アルバジが医学的理由で欠場を余儀なくされたという。平良は「僕としては試合をしたかったので、代わりの相手がいるのならやりたいという気持ちでした」と急きょ変更にも冷静だった。

総合格闘技10戦無敗のパクはUFC3連勝中と勢いがある。22年のROAD TO UFC(RTU)トーナメントを制し、UFCとの契約を手にした。平良は「RTUで優勝した時から知っている選手ですし、(Krush参戦経験ある元キック選手で)ストライキングが上手で、バックチョーク(裸絞め)もうまいし、いい選手だなと思います」と実力を認めている。

アルバジとは同じオーソドックス(右構え)だが、体格やファイトスタイルはまったく違うタイプだ。それでも平良は「自分がここから上に行くために積み上げてきたものがあるので、それを試合でしっかりと出せればトレーニングの成果と言えると思います」と解説。試合1カ月前から米デンバーで最終合宿。格闘家の兄龍一、母のサポートを受けながら積み上げてきた成果をオクタゴン(金網)でしっかりと証明するつもりだ。

決戦地となるラスベガス入りし、気持ちの切り替えもできている。勝敗を分けるポイントに「僕自身が自分の力をしっかり出し切れるかどうかです」とキッパリ。勝ち続けることが日本人初のUFC王者になるための最短距離。得意のグラウンド勝負で仕留めるイメージを膨らませながら「自分が上のポジションを取って試合をコントロールできれば、極めきれると思います」と平良。10カ月ぶりとなる再起戦へ、意識を高めていた。【藤中栄二】