日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、白鷹山(22=高田川)と若隆景(23=荒汐)の新十両昇進を決めた。再十両は朝弁慶(29=高砂)の1人。

 右膝前十字靱帯(じんたい)損傷と糖尿病に見舞われながらも、初土俵から7年で関取の座を射止めた白鷹山は「親方の顔、兄弟子の顔、応援してくださった方の顔が思い浮かびます」と、感謝の言葉を述べた。今後の目標については「同じ山形出身の横綱柏戸関を目指したい」と意気込んだ。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「ようやく上がってくれたという喜びがある」と感慨にふけった。