昭和以降初となる元大関の幕下陥落が確実の東十両8枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)の現役続行を、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が千秋楽の27日、明言した。

 この日の取組後に「幕下に落ちたから辞めますとかにはならない。辞めさせるとかでもない」と話した。照ノ富士は左膝半月板損傷により4日目から休場、11日目から再出場。しかし、白星を1つも挙げることができないまま今場所を終えた。帰り際にファンから現役続行を熱望する声を掛けられて「誰も辞めるって言ってないよ」と、本人の気持ちも冷めていない様子だった。