大相撲の尾車部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)が初場所後の同部屋閉鎖に伴って、二所ノ関部屋に移籍することが11日、関係者への取材で分かった。

初場所後の理事会で承認される予定。幕内経験者の幕下友風らと移籍する方向で調整中で、元横綱稀勢の里の二所ノ関親方が師匠を務める二所ノ関部屋の部屋付き親方になる。

尾車部屋の師匠の尾車親方(元大関琴風)は、4月に65歳の誕生日を迎え、日本相撲協会の定年となる。同部屋閉鎖は当初、3月の春場所後の予定だったが、大阪の宿舎が使用できなくなるなどの事情があり、初場所後となっていた。同じく尾車部屋付きの押尾川親方(元関脇豪風)は独立する意向を示している。昨年12月に尾車親方は部屋閉鎖後について「3月(春場所)は押尾川部屋と中村部屋になるように調整している」などと話していた。