日本相撲協会審判部は26日、打ち出し後に千秋楽の取組編成会議を開き、2敗で単独トップの東前頭筆頭の高安(32=田子ノ浦)は、1差で追う3敗の西前頭9枚目の阿炎(28=錣山)との一番が組まれた。同じく3敗の大関貴景勝(26=常盤山)は、関脇の若隆景(27=荒汐)と対戦する。

14日目を終えてトップの2敗が高安で、3敗が貴景勝、阿炎。高安が本割で阿炎に勝てば初土俵から所要105場所での初優勝となり、優勝制度ができた1909年(明42)以降歴代2位のスロー優勝となる。高安が本割で敗れれば、最大で3人による優勝決定ともえ戦にもつれ込む。

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