大関経験者で西十両12枚目の朝乃山(28=高砂)が、初対戦の西十両13枚目の魁勝(27=浅香山)に浴びせ倒しで下した。狼雅(二子山)とともに初日から負けなしの5連勝とした。

「1日一番しっかり自分の相撲を取りきることだけを考えて、土俵の上に上がってます。結果は終わったらついてくると思いますので、しっかり課題を持って取り組みたい」と話した。

魁勝に攻め込まれ土俵際で投げを食らいそうなところを踏ん張った。反撃に転じ、体を預けながら浴せ倒した。「立ち合いは当たれたつもりだったんですけど、上手が取れず上体だけで相撲を取っていた感じがしました。自分自身ではどっしりと構えて耐えたつもりでしたけど、危ないと思われるのは課題ですし反省点です」。続けて「初日のようにちょっと(動きが)堅かったかなと思います。もっと肩の力抜いてリラックスしていきたいと思います」と口にした。

序盤戦を終えて、気持ちを新たに中盤戦へ。「しっかり体も動いている。15日間毎日相撲を取れることがうれしいです。5日間終わって良い内容と悪い内容もあります。中盤以降も変わらず、前に出て相撲を取っていけば結果はついてくるんじゃないかと思います」と気を引き締めた。

朝乃山は初日に貴健斗(常盤山)を下し、関取として599日ぶりの白星を挙げた。大関だった21年5月19日の夏場所11日目(隆の勝をすくい投げで退けた)以来となる勝利で、再十両を果たした場所で好スタートを切った。続く2日目の千代栄(九重)、3日目に白鷹山(高田川)、4日目に對馬洋(つしまなだ、境川)、5日目に魁勝(浅香山)と次々と退けて5連勝となった。

「15日間相撲を取れることへの感謝を忘れない」との気持ちを持ちながら土俵に上がり、新しい顔ぶれがひしめく十両でも大関経験者としての実力を見せつけている。