大相撲名古屋場所(9日初日、ドルフィンズアリーナ)で関脇の豊昇龍(24=立浪)が、新たな締め込みで大関とりに挑む。6日、同場所から着用予定の濃紺の締め込みで名古屋市内の部屋で稽古した。「まだ書かなくて大丈夫だよぉー」と穏やかな口ぶりで言いながらも、実際に着けた感想について「今日は相撲取ってみて良かったら着けようと思っていた。結構良かったんで初日から(着ける)」とご満悦の表情だった。
新十両時代に着けた締め込みは、自身の好きな色という青だった。その後に赤の締め込みを着けてきたが、大関とりに挑む今場所で新調した。従来の青は割と明るめの基調だったが、今回は「黒っぽい青」を選んだ。新しい締め込みは本場所にかける思いの強さを表しているのかと尋ねられ、「そうかな」と答えた。場所に向けて慣れさせるために昨日から着けており、「意外と硬いかんじのが好きなんで、めちゃくちゃ良い」と好印象だ。
連日厳しい暑さの中でも、稽古量は変わらない。この日の申し合い稽古では自慢の前に出る力は最後まで衰えず、明生や幕下以下の力士を相手に約20番ほど取るなど調整。ここまでのコンディションについて「普通」と言いながらも、「相撲も悪くなかったし、良い感じ」と手応えを感じている。
3月の春場所10勝、夏場所11勝で2場所21勝とし、昇進目安の3場所33勝まであと12勝に迫っている。
名古屋に入ってからは精力的に出稽古に訪れ、調整を重ねてきた。「あとは体を休ませながら」と場所に向けて順調に来ている。大栄翔、若元春とともに挑む出世争いを、真新しい締め込みで勝ち抜く。【平山連】

