大関経験者の西前頭7枚目・朝乃山(29=高砂)が平幕でただ1人勝ちっぱなしの4連勝を決めた。
幕内では過去0勝2敗と勝っていない北青鵬(22=宮城野)との対戦。鋭い立ち合いで左前まわし、右差しと万全の体勢から一気の出足。土俵際で粘られたが、最後は寄り切った。
東前頭筆頭だった先場所は、新型コロナウイルスのガイドライン違反による6場所出場停止明けから初めて負け越した。大関復帰へ出直しの場所前、元日に故郷の富山も被災した能登半島地震に心を痛めた。
「元日から悲しいニュースがあって、今場所、北陸出身力士は、よりいっそう力が入ると思う。1人1人が頑張れば、元気や勇気を与えられる。自分も2桁勝って、優勝争いに加わるよう頑張りたい」。被災した人たちを勇気づけたい決意表明だった。
初日から4日間、その思いは土俵上で結果として示している。混沌(こんとん)とする場所の主役になるべく、残り11日間も厳しい相撲を突き詰めていく。

