西前頭12枚目の美ノ海(31=木瀬)が、この日の優勝決定を阻止する“殊勲”の白星を挙げた。
同学年で高校時代にしのぎを削った小結大栄翔(30)と対戦。押し相撲で大関候補と期待された大栄翔の強烈な突き押しにも、ひるまず押し込んだ。いなされ体を崩され掛けたが持ち直し、再度の突き押しの応酬に持ち込み、今度は逆に右からのいなしで大栄翔を泳がせ、最後は横を向かせて気後れすることなく3敗キープの10勝目。結びの一番で単独トップの横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が勝っても2差は変わらず、優勝決定を14日目以降に持ち越す価値ある白星だった。

