NHKの解説を務めた元大関貴景勝の湊川親方(28)が独特の表現で力士をほめる場面があった。西前頭11枚目の獅司(28=雷)と西7枚目の美ノ海(32=木瀬)は、両者ともに土俵を縦横無尽に動き回る激しい相撲となり、最後は獅司が美ノ海の片手をきめて土俵を割らせた。

国技館を大いに沸かせた取組に、湊川親方は開口一番「獅司関がポテンシャルだけで勝った相撲でしたね」。放送席は一瞬、微妙な空気となったが、湊川親方は続けて「獅司関はよくも悪くも型が決まっていないんです」と述べ「それは相手に合わせてしまう欠点でもありますが、良さもあって対戦相手はどう来るのか分からない」と解説。「本来のポテンシャルは見ていて凄いです」と、獅司の潜在能力を持ち上げていた。