大相撲秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が5日、両国国技館の相撲教習所で行われた。

横綱大の里(25=二所ノ関)は、豊昇龍(26=立浪)、大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)との申し合いで3勝8敗に終わった。左足親指のけがで、先場所を途中休場した豊昇龍には3勝5敗と負け越した。一方の豊昇龍は13勝6敗と復調の気配を漂わせた。得意の投げ技を見せる場面もあった。

もっとも八角理事長(62=元横綱北勝海)は、この日の勝敗とは別に大の里の安定性に軍配を上げた。「(優勝争いは)大の里だろうね。前に出る相撲に安定感がある」と太鼓判。一方、総見で復調ぶりをアピールした豊昇龍については「稽古場はいい。余裕があるから投げ技も決まる。だが、本場所では焦って墓穴を掘る。前に出て勝つことを身につけないと」と手厳しかった。