大関とりの関脇若隆景(30=荒汐)が、関取衆最年長40歳の東前頭筆頭玉鷲に敗れ、再び黒星が先行した。相手の右からの押しに大きく後退。俵までの距離感を誤ったかのように、反撃の体勢をつくっていた上半身とは対照的に、あっさりと左足が土俵を割った。

初日に前頭伯桜鵬に敗れて黒星発進すると、前日15日目の2日目は前頭王鵬から初白星を挙げたが、連勝とはならなかった。小結の先々場所で12勝、関脇の先場所で10勝し、大関昇進目安の「三役で3場所33勝」には今場所11勝で到達。10勝でも昇進の可能性は十分という状況で、4、5日目に連勝したとしても、序盤戦5日間は最高でも3勝2敗。2桁白星には届かないペースとなる。

ただ、取組後の若隆景は気落ちした様子も見せず「また明日、切り替えてやっていきたい。しっかり集中してまた明日。下からの相撲を意識していきたい」と、自らに言い聞かせるように話した。事実、先場所は序盤戦を終えても2勝3敗と黒星先行ながら、最終的に10勝。スロースターターの傾向があるだけに、巻き返しを見据えていた。

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