元幕下で西序二段15枚目の許田(23=二子山)が、同8枚目の旭富士(23=伊勢ケ浜)を追い詰めた。立ち合いからもろ差しに入り、土俵際まで攻め込んだ。最後は上手投げで転がされたが、白星まであと一歩だった。
「立ち合いだけ集中して、思い切りいこうと昨日から考えていました。土俵際まで行きました?」と許田。先場所から今場所にかけての旭富士の取組動画を研究し、狙い通りの展開に持ち込んだ。
許田は向の岡高、旭富士は旭丘高の出身で、同学年として高校時代に対戦があり、1勝1敗だった。「負ける気はしなかった」という許田は、SNSで「許田は厳しいだろう」などという自身の劣勢を指摘する書き込みを読み、「絶対に勝ってやろう」と気合が入ったという。師匠の二子山親方(元大関雅山)には「持ち味の立ち合いから思い切り走れ」と元気づけられ、土俵に上がっていた。
結果的に敗れたが、大善戦。「やることはやりました。自信にはなりました」とすがすがしく振り返っていた。
旭富士は序ノ口デビューから、優勝決定戦も含めて11連勝となった。

