前頭筆頭の義ノ富士(24=伊勢ヶ浜)が同2枚目の藤ノ川(21=伊勢ノ海)を下して4勝目を挙げた。
立ち合いから一気に前に出て、藤ノ川をそのまま押し出して勝負を決めた。「完璧だった。しっかり相手が見えていた」。星を五分に戻す白星に胸を張った。
この日、行われた野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝、ベネズエラ戦の結果を気にしながら準備を整えたという野球好き。前日にNHKの中継解説を務めたプロ野球阪神の岡田彰布オーナー付顧問(68)から、一緒に食事に行ったことを明かされていた。
このことを問われると「岡田さんには『今度解説に行くから頑張れよ』と言ってもらいました」。当日に岡田顧問の前で勝った勢いのまま、今場所初の連勝を飾った。
「(相撲の)全国大会があった時は、親にお願いして東京ドームホテルに泊まって、巨人を見に行った」というほどの巨人ファンである義ノ富士だが、今場所では“相手側の人”阪神岡田顧問からも刺激を受けて勝ちにつなげた。
完勝した取り組みの良いイメージを持って臨める後半戦に「集中を切らさず、今日みたいな相撲をやりたい」と意気込んだ。

