東前頭6枚目の一山本(32=放駒)が、同9枚目の時疾風(時津風)を寄り切りで破った。

相手の小手投げに、態勢を崩しながら体を預けた。物言いがついたものの、軍配通りに一山本の勝ち。連敗を3で止めて5勝5敗とした。

「(相手の足が)先に出たかなと思ったし、僕の中ではその感覚。どうにか(連敗が)止まりました。良かった」

15日に69歳で亡くなった、元大関若嶋津で元二所ノ関親方の日高六男さんは、一山本にとって入門当時の二所ノ関(現放駒)部屋の師匠だった。

前日16日から元二所ノ関親方と、おかみさんのみづえさんから贈られた「M&M」と記された化粧まわしを使用。「六男&みづえ」を意味するもので、前日は敗れたが、ようやく恩人に白星を贈れた。

「土俵に上がるぶんには自分が勝つためと思っているが、結果的に恩返しになればうれしい」

残り5日間、次は勝ち越しを狙う。