94歳の俳優、大村崑が2日連続で春場所を観戦した。ひいきにしている小結若元春(32=荒汐)の負けが込んでおり、心配と同時に奮起を期待した。

この日の打ち出し後、印象に残った取組について聞くと、こう切り出した。「大好きな若元春。彼がまた今日負けた。どっか体の調子が悪いのかな…。お尻が小さくなってるからね。あんだけお尻が小さくなるのは、どっか病気抱えてるのか、ケガしてんのか」。心配そうに話した。

知人がきっかけで、若元春と食事をともにしたことがあるという。「いい子でね。僕の目を見てしっかり話してくれる。まだ若い時だったけど、それからどんどん力をつけてきて、幕内の上位まで上がった時も『頑張れよ』って言ってきたんです」。

若元春は大関昇進には手が届いていないが、三役の常連として存在感を示してきた。大村は「関脇くらいで暴れていた方がお相撲さんとしてはいい。大関になるとみんな硬くなって、横綱昇進を期待されると落ちてしまう。だから『関脇で頑張って暴れる方がいいぞ』ってよく言ってたんです。その通りになっていたんですが、なぜか今場所は、なんか体に悪いもんが入ってんのかなと思ったりして。本人もものすごい今、ショック受けてると思います」と思いやった。

若元春は11日目を終えて2勝9敗だが、今後の巻き返しを期待している。「元気つけてやりたいと思う。ちょっといっぺんゆっくりメシを食べて、話してみようかなと思いますね。また元気になってくれたらいいですけどね」とエールを送っていた。【佐々木一郎】

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