[ 2014年7月3日20時9分 ]

 サッカーW杯ブラジル大会で、4強進出を懸けてドイツは、4日にフランスと対戦する。重要な一戦を前に2002年W杯日韓大会で最優秀選手に輝いた元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏がフランスについて言及した。

 フランスは、6月29日に行われた決勝トーナメント1回戦のナイジェリアに2-0で勝利し、8強進出を決めた。カーン氏は、この一戦でフランス代表が攻守において多くの弱点をさらけ出したと考えている。ブラジルの「ガゼッタ・プレス」がカーン氏のコメントを報じた。

 「(フランスは)偉大なチームではない。ナイジェリア戦で多くの弱点をさらけ出した。特に前半、中盤がプレッシャーを受けているとき、彼らはベンゼマにボールを預けることでいっぱいだった。フランスはほとんどチャンスを作り出せていない。守備面でも危なっかしさが目立っていた。彼らと対戦するチームは、いつでもチャンスを演出することができる」

 カーン氏のコメントを受けて、フランスMFマチュイディは「(カーン氏の言葉には)ピッチ上で応える必要がある。そういったコメントは試合を見た後に言ってもらいたいね。ドイツは良いチームで、僕たちはリスペクトしているが、フランスもベストなチームなんだ」と反論した。

 ドイツーフランス戦は4日(日本時間5日午前1時)に行われる。【超ワールドサッカー】