NGT48は21日、新潟市のNGT48劇場で「今後の活動に関する発表会」を行い、同グループの運営会社「Flora(フローラ)」岡田剛社長(42)が取材に応じた

同グループをめぐっては18年12月、元メンバー山口真帆(24)が被害にあった暴行事件が起こり、その後さまざまな騒動に発展。旧運営会社「AKS」が、男性ファン2人に対して損害賠償を求める民事裁判も行われ、今年4月に和解が成立した。

岡田社長は「たくさんのご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪しつつ、改めて「全ては運営の組織、体制、対応が問題だったと思っております。私も(19年1月から)副支配人という立場で、立て直すことはできませんでした。メンバーのみんなには辛い思いをさせて、アイドルとしての大切な時間を奪ってしまった。それは、卒業していったメンバーも含めて、我々がちゃんと向き合えていなかったことが原因だったと思っています」と話した。

グループとして「健全な成長を作る場であること」「ファンの皆様、地元の皆様を裏切らないこと」「メンバー、スタッフが安心安全に活動できる環境を整えること」を活動の基本指針として定め、さらに「NGT48を支援する会(仮)」を設立して、ファンと運営がコミュニケーションをとれる場を作るという。

新たに地元企業ともタッグを組んだ取り組みも行っていくといい「感謝の気持ちです。たくさんご心配とご迷惑をおかけしたNGTと一緒に始めることはいろいろな声があると思います。一緒にやっていただけることに感謝します」。

また今後についても「何かあったら公表をしていく。隠蔽(いんぺい)体質とも言われましたが、しっかり対応していくことが大切だと思っています」とした。