AKB48武藤十夢(28)が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で、「AKB48武藤十夢 卒業公演」を開催した。オープニング曲「掌」から会場に集まったファンから解禁となったコールが鳴り響き、最初のMCでも歓声が止まらず。武藤は「こんなに大きい声援を久しぶりにここ(AKB48劇場)で聞きました」と笑顔を見せた。

SNSで募集したファンからの質問「心が晴れた日はいつですか」の問いに「卒業コンサートかなと思います。本当に楽しかったです」と2月28日に東京・立川市で開催した卒業コンサートを振り返った。そして「今日はそれ以上を更新したいと思いますので、最後まで楽しんでいってください」と意気込んで始まった卒業公演。「虫のバラード」「否定のレクイエム」「わがままな流れ星」など、全19曲中16曲でパフォーマンスを披露した。

アンコールの「あの日の自分」では、同期生でOGの田野優花と平田梨奈が登場。終演が近づくにつれ感極まるメンバーも出てくる中、武藤本人は最後まで涙はなく笑顔でやり切った。「ちなみになんですがみなさん実感湧いてますか? 私も湧いてないんだよね。楽しい公演でした」と卒業公演を振り返った。

そして「本当に劇場はホームで、すごく辛くて立つ気分じゃない時もあったけど、不思議とステージに立ってみんながコールしてくれると終わったころには元気になっていました。与える側なのに元気をもらったなと思う日が何日もありました。ここから私は前に進みます。ここで学んだことや経験したことを胸に頑張っていきます」と原点のAKB48劇場で決意を新たにした。