avex ROYALBRATS(aRB)の人気メンバーかばお(28)が、日刊スポーツの単独インタビューに応じ、メインダンサーを務めたラウンド5や、少年時代や会社員時代の思い出などを語った。

昨年12月28日のラウンド5で「謝罪」をテーマに、謝罪会見をモチーフとしたパフォーマンスの中心を担った。

メンバーが持ち上げた机から、かばおが滑り落ちていき、その勢いのまま前転して土下座するという「スライディング土下座」を決めて、会場を沸かせた。

「あれは結構高さがあって怖かったんですよ。たぶん、見てくれた皆さんが想像している3倍以上は怖かったです。本番では、机の上で布に足が引っかかるし、滑ったら予定より前までいっちゃって、そのままだとマイク直撃なので、着地した瞬間にピョンと後ろに下がっている。動画で見たら、分かると思いますよ」

かばおが本格的にダンスを始めたのは大学に入ってからだという。

「高2の文化祭で親友から誘ってもらい、ダンスをやりました。うまくできなくて悔しく、でも楽しかったので、大学に入ったらダンスだと思いました。入学式の後、スーツのままスクールに申し込みにいきました」

小学2年から高校までサッカーに熱中するが、それ以外にもさまざまなチャレンジをした。

小学生の頃、ジャッキー・チェンに憧れて「カンフーを習いたい」と言ったり、冬季オリンピックで見たスノーボードを始めたり、映画「ボックス」の影響でボクシングジムに通ったこともある。

「子どもの頃から、いろんなことに挑戦してはやめてきたけど、ダンスだけは唯一、飽きなかった。多分、ダンスが一番自分のキャラクターを出しやすかったんだと思います。「伝える」というのが好きだし、あと目立ちたがりやでしたからね」

大学卒業後、アメリカに留学した。ロサンゼルスで語学学校に通いながら、ストリートダンスをした。

「あるときGReeeeNの『キセキ』をかけてフリースタイルで踊ったら、外国の人がオレの肩を抱いて感激してくれた。みんな絶対GReeeeN知らないのに、伝わるんだなと思った。ダンスってコミュニケーションなんだなと。最初は英語もできなかったけど、ダンスでコミュニケーションを取ってきました」

帰国後に広告代理店に務め、サラリーマンをしていたとき、ディレクターのYuta Nakamuraに声をかけられ、Dリーガーへの道へ進んだ。

「会社員を続ける道、Dリーガーになる道。どっちがキツいかと考えて、キツい方を選びました。普段は楽をしたいから、楽な道を選ぶんですよ。でも、アメリカ留学もそうだけど、大きな決断…人生の岐路では「キツい方」「新しい方」「想像できない方」を選んでいます。今こうやって、ダンスのプロとしてやっていけていること、幸せだと思っています。子どもの頃サッカーのプロになろうとして、それはかなわなかったけど、プロとしてやっていられるわけですから」

今後の目標は「これからも多くの人に楽しんでもらうこと」という。

aRBはラウンド6を終えて5位と、順位を上げてきた。シーズン後半に向けて、aRB、そして、かばおに注目してほしい。【特別編集委員・飯島智則】

かばお
かばお
スーツを振りながら歓声にこたえる、かばお
スーツを振りながら歓声にこたえる、かばお