日向坂46河田陽菜(20)が、今日1日発売のファースト写真集「思い出の順番」(講談社)の見どころを語った。まる1年費やして撮影し、精神的にも成長するきっかけとなった貴重な1冊だ。メンバーやファンから愛される癒やし系の妹キャラも20歳となり、新たな一面が開花する。

1st写真集「思い出の順番」を手に、笑顔で撮影秘話を語る日向坂46の河田陽菜(撮影・酒井清司)
1st写真集「思い出の順番」を手に、笑顔で撮影秘話を語る日向坂46の河田陽菜(撮影・酒井清司)

日向坂46のソロ写真集は4人目。「最初は本当に緊張しました。でも最終的にはリラックスして、自然な感じで撮れたと思います」と笑った。地元の山口・下関でも撮影。「ずっと育ってきた街。おばあちゃんになっても大切にできる写真集になりました」と喜んだ。「上京前は気づいていなかったんですけど、海がこんなにきれいに見えるのは当たり前じゃないんだ、と思いました。魚もおいしいし。特にタチウオがおいしかったです」と明かした。

水着や下着での撮影にも初めて臨んだ。「フィッティングの時、20分くらい部屋に立てこもってしまいました。やっぱり恥ずかしかったです…」と照れ笑いした。それでも「1秒くらい、ちょっと見てほしいです。(ページを)開いて、すぐ閉じて…」と奥ゆかしくアピール。バスルームでの大胆なカットもあり、「背中をこんなに見せることは多分人生で最後だと思うので、ちょっとだけ、1秒くらいだけ、目に焼き付けてほしいです」と笑った。

初版10万部からスタートし、早くも2度重版。発売前に累計発行部数が14万部に達し滑り出しは順調だ。「誰も手に取ってくれなかったらどうしよう、って結構本気で不安だったのですごくありがたいです。ファンの方々からも『買うね!』とかお手紙をいただいて、本当にうれしかったです」と感謝した。

1st写真集「思い出の順番」の撮影秘話を笑顔で語る日向坂46の河田陽菜(撮影・酒井清司)
1st写真集「思い出の順番」の撮影秘話を笑顔で語る日向坂46の河田陽菜(撮影・酒井清司)

16歳だった17年8月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に二期生として加入。妹的愛されキャラで人気を伸ばしてきたが、「20歳になりましたし、やっぱり大人っぽくも見られたいと思うようになりました」と話した。「以前は本当によく泣いて、(ダンスの)振り入れの時はほぼ毎回泣いていました。でも、この撮影期間くらいからほぼ泣いていないですね」。控えめな性格だが、少しずつ自信もつけている。

3月30、31日には悲願の初東京ドームコンサートも控えている。「最近みんなで、東京ドームに向けてあらためて頑張ろう、って円になって話しました」と明かした。「最初に(キャプテンの佐々木)久美さんが言ってくださったんです。1人1人、ちょっと緩んでいたというか…私も、そういう部分がたくさんあったので」と説明した。

「(コロナ禍で)2回延期になっている東京ドームで、ずっと憧れの場所で。みんなも、なあなあの気持ちでやりたくないというのがあったので。今からすごく緊張していますけど、本番ではまず楽しむことが大事だと思っています。ファンの方もそれを見て楽しんでいただけると思うので、『人生で一番楽しかった』って言ってもらえるぐらい頑張りたいです!」

20歳、加入5年目の初写真集。記念に残るだけでなく、次への大きな1歩を踏み出す背中を押す1冊だ。【取材・構成=横山慧】

1st写真集「思い出の順番」の撮影秘話を語る日向坂46の河田陽菜(撮影・酒井清司)
1st写真集「思い出の順番」の撮影秘話を語る日向坂46の河田陽菜(撮影・酒井清司)

◆河田陽菜(かわた・ひな)2001年(平13)7月23日、山口県生まれ。愛称「ひな」「KAWADAさん」。同期の丹生明里とは「おみそしるコンビ」と呼ばれる。好きな動物はパンダ。154・5センチ。血液型B。